Ceed
System Design Outline / Confidential

受注業務AI化システム 設計大枠

株式会社東洋化学商会 向け ― 2026年11月4日の打ち合わせ内容を反映した設計ドラフト

2026.11.04作成日
株式会社Ceed提案者
熊地様・村上様先方ご担当
16章構成
この資料の前提
根拠は2026年11月4日の打ち合わせ文字起こし(Ceed側はMia Badhanのみ、先方は熊地様・村上様)。括弧内の時刻は文字起こしの時刻です。文字起こしは自動生成のため固有名詞に誤りを含みます。裏付けのない数値は「仮置き」、未確認は「要確認」と表記します。なお本件は「さらなる議論が必要」で終了しており、本書は決定事項ではなく設計案です。

01設計の目的とスコープ

目的

対象(案)

FAX・メールの取込と項目抽出、スマイルV2への登録準備、在庫判断と仕入先への発注準備、確認UI。

対象外(案)

スマイルV2の改修・置換、電話対応の自動化、売上計上ロジックの変更(納期到来で計上する現行運用は維持 00:11:50)。

前提

02As-Is 業務フロー

As-Is / 現行の受注処理
FAX
メール
電話
→
目視で
内容確認
→
スマイルV2へ
リアルタイム手入力
→
在庫
あり?
あり → 自社出荷 → 納期到来で売上計上
なし → 仕入先へ発注・直送(ほぼFAX) → 納期調整の連絡 → 売上計上
項目事実
受付最多はFAX、一部メール、電話は「かなり減った」 (00:03:51)
件数月約3,000件。「少なくて3,000件」との発言 (00:16:05)
電話変更3,000件のうち10%未満。ただし納期調整などで仕入先と顧客の連携が発生し、システムに組み込みにくい (00:16:05, 00:17:15)
顧客大きくない先が多く、手書きのFAXがある (00:16:05)。書き方に揺れがある (00:25:26)
関係人数受注から仕入発注まで約3人(製造生産側を含む)。池田さん、竹越さんほか。1名は聞き取れず 要確認 (00:13:23)

1件あたりの処理時間についての発言はなし。要確認

03To-Be 業務フロー

Ceedが示した理想像は「FAX・メールをAIが読み、発注書・請求書、在庫判断、発注準備まで行い、人は1日10〜15分の確認のみ」(00:20:53)。熊地様からは「そこまで信用していいか分からない」との発言があった (00:22:07)。熊地様ご自身のイメージは、複合機のデータをOCRしてCSVで販売システムに入れ、人は確認だけ、という形 (00:22:07)。

To-Be / AIが下書きし、人が確認する
FAX
メール受信
→
AI
読取・抽出・照合
→
信頼度
検証
高 → 確認のみ → 人の最終確認
低・例外 → 例外キュー → 人が修正 → 人の最終確認
人の最終確認
→
スマイルV2へ
登録
→
在庫判断
発注案
→
人が承認して
発注
未確定:取込のタイミング
現状はリアルタイム入力で、一定時刻のバッチにすると翌日の出荷が遅れ得る。メールはリアルタイム化できるが、FAXの扱いは結論が出なかった (00:24:15, 00:25:26)。

04全体アーキテクチャ

構成要素と関係(仮案)
FAX
→
受信層
→
原本保管
→
AI処理
メール
→
受信層
→
原本保管
→
AI処理
AI処理
→
業務DB
→
確認UI
例外キュー
→
連携層
⇄
スマイルV2
業務DB
→
発注案・
書類生成
→
仕入先

FAXの受信方式(複合機か、クラウドFAXか等)は 要確認。

05データモデル

エンティティ役割・主な項目
顧客顧客マスタ。呼び名とコードの対応表を別に持つ
受注・受注明細顧客、納期、品目、数量、状態
元帳票FAX・メールの原本。受信日時、経路、ファイル
抽出結果項目、抽出値、信頼度
修正履歴修正前後の値、修正者、理由(学習データになる)
品目・在庫品目コード、PB区分、発注点、在庫数
発注・発注明細仕入先、直送先、状態
仕入先仕入先マスタ、取引条件

06AI処理パイプライン

処理の順序
取込
→
OCR
→
項目抽出
→
マスタ照合
→
検証
→
起票

07スマイルV2との連携方式

案概要状況
A. CSV等の取込熊地様が想定されていた形 (00:22:07)V2の取込仕様は未確認 要確認
B. 画面操作の自動化手入力を代行する保守負荷が大きい。Ceed案
C. 確認UIから半手入力整形結果を見て人が入力する最も安全だが削減効果は小さい。Ceed案

08人の確認UI

先方の懸念

紙1枚を見る確認から、データの文字の羅列を確認する作業に変わること。社員に向く作業かどうか (00:27:38)。

Ceedの回答

確認すべき箇所だけを視覚的に示すUIを、社員の特性に合わせて作る (00:28:56)。熊地様の案は、左に原本画像を置き、AIが不明瞭とした箇所にチェックを付ける形 (00:28:56)。

10〜15分に収まるかの検算 仮置き
月3,000件を約21営業日で割ると約140件/日。10〜15分に収めるには大半の案件を一括承認にする必要があり、例外率の低さが条件になる。パイロットで実測する。

09段階導入計画

Ceedは、3ヶ月で1つ作る形から始め、半年の契約が多いと説明した (00:38:20)。以下は計画案で、先方とは未合意。

フェーズ内容(案)
1. 要件・実測業務に入り込んで現状を把握し、連携方式を確定する
2. 構築・評価過去のFAXで事前学習させ、確認UIを作る
3. 並行稼働手入力と並行して運用し、KPIを確認する
4. 引き渡し手順書と、社内で修正できる仕組みを渡す

10イレギュラー対応の設計

先方は「イレギュラー対応が多く、踏み切れていない」と述べた (00:06:09)。具体例は、手書きのFAX、FAX後の電話変更、在庫のない品の納期調整 (00:16:05, 00:17:15)。

例外の種類扱い(案)
重複・未登録品目・数量の異常検証ルールで検知し、例外キューへ回す
電話による変更人が処理し、確認UIから補足入力する
納期調整の連絡当面は人の業務として残す

11在庫・発注の自動化

在庫データの持ち方、発注点の決め方、仕入先の数と条件は 要確認。

12運用・保守・自己修復

論点先方の発言Ceedの回答
追加の費用価格だけでなく、仕様変更や保守への対応力を重視 (00:32:15)事後のトラブルは追加料金なしでエンジニアが対応 (00:33:45)
セキュリティ―専任エンジニアが脆弱性とアップデートに対応 (00:39:32)
契約の延長延長の方法を質問 (00:41:59)相談の上、1〜2ヶ月単位の追加も可。基本は3ヶ月の継続 (00:43:14)
契約終了後「知らない」と言われるのが一番怖い。過去に社外担当者への属人化で強いトラウマ (00:45:12)数時間〜1日の修正は再契約不要。2〜3週間級は1ヶ月単位の契約 (00:44:20)
対応基準差はあってよいが明確にしてほしい (00:46:09)契約前に対応基準を言語化して合意する (00:46:09)
自己修復「心強い」 (00:46:53)Claude等を使い、仕様書・マニュアルに基づいて非エンジニアが一定レベルまで直せる形で引き渡す (00:46:53)
運用基準で詰めるべき点 要確認
「追加料金なし」の範囲が、契約中と終了後で説明が揃っていない。運用基準として明文化する。自己修復も「一定レベル」までで、すべての不具合の自動修復は約束しない。直せる範囲(対応表の追加など)は提案であり、先方とは未合意。

13セキュリティと統制

14KPI

Ceedは、例えば現在10時間かかっている作業を3時間に抑える、といった形でKPIを共に設定し、達成に向けた提案をすると説明した (00:40:38)。

指標(案)測り方
1件あたりの処理時間導入前に実測し、導入後と比較する
1日の確認時間確認UIの操作ログ
項目別の修正率修正履歴の集計。顧客別にも見る
例外率例外キューの件数 ÷ 全件
入力ミス・出荷誤り件数の記録。導入前の基準が必要

目標値は基準の実測後に合意する。先方への説明では、費用対効果の分かりやすさが重要との指摘があった (00:50:25)。

15リスクと対策

リスク対策
手書き・書式の揺れ、確認の負担過去データでの事前学習、例外キュー、確認箇所だけを示すUI
スマイルV2と連携できない早期にベンダーへ確認。案Cから始められる設計にする
リアルタイム性の低下取込の頻度と方式を先方と決める
独自化による保守不能標準機能を優先し、運用基準で縛る
Ceedへの依存・属人化マニュアル、自己修復の仕組み、契約前の対応基準
社員が変化についてこない段階導入、並行稼働、旧運用に戻す手順
AIの誤りが出荷・発注に波及初期は全件承認。発注は必ず人の承認を挟む
費用が見合わない契約終了の選択肢を残す (00:43:14)

16未確定事項・確認リスト

Ceedの宿題(翌日中に送付 00:47:47, 00:49:05)

未確定事項

項目確認先
取込のタイミング(FAXのリアルタイム性)熊地様・Ceed
スマイルV2の取込・API・マスタ出力・契約上の制約先方・大塚商会
1件あたりの作業時間、手書きの割合、顧客数先方
過去FAXの量と使用可否先方
3ヶ月か半年かの選択、予算、体制人数熊地様・役員会
「追加料金なし」の範囲と、契約終了後の保守Ceed
AI利用ルール、データ保管・個人情報の要件先方・銀行系コンサル
決裁:熊地様と村上様(総務の責任者)で検討後、役員会 (00:50:25)先方